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光陰流水の如し

飛行機利用にJALではなく、ANAを利用する3つの理由。

飛行機利用にJALではなく、ANAを利用する3つの理由。

これまでの記事で紹介して来たように、私は海外に行くことが多い。
仕事で行くことがほとんどだが、旅行でも海外に行く。
そうすると必然的に増えるのが、飛行機利用。

東京-大阪間ですら飛行機で移動するため、私が年間で飛行機を利用する回数は非常に多い。

飛行機を利用する際に必ずと言っていいほど話題にのぼるのが、JAL派かANA派か。

私の職場、特に私の部署は私を除いた全員がJAL派だ。
そんな環境の中、私1人がANA派を貫いている。

JALANAは、それぞれ世界でトップクラスのサービスわ提供している。
サービスの質だけを考えると、特に差はないだろう。
価格に関してもほとんど同等と言っていいだろう。
けれど私は、明確な意志でANAを利用している。

その理由は、以下の3点だ。
ANAの方がマーケティングが上手い
②羽田発着枠が多い
③上級会員のメリットが大きい

もちろん、JALの方が優れている点もあるが、あくまでも私の評価基準であるため、ご容赦いただきたい。

それでは、上記3点の理由に関してこれから説明して行こう。

ANAの方がマーケティングが上手い


こちらは、一見、利用者に得がないように思えるが、実は大アリだ。
それをこれから説明して行こう。

まずは、WEBSITEだ。
今や、WEBSITEというのは、マーケティングツールとして非常に大切になって来ている。
特に航空会社の場合は、多くの人がこのWEBサイト上で、航空券を購入する。

はじめに断っておきたいが、ANAのWEBサイトのユーザーインターフェースが、特別に優れているわけではない。
一般的に考えると「普通」の部類だ。
予約を取るのに、特別不便もないが、かと言って、特別便利なわけでもない。

ただ、JALのWEBサイトのユーザーインターフェイスがひどい。
近日中に変更する見込みとなってはいるが、現状のWEBサイトは本当に使いづらい。

何よりもデザインが古臭く、最近のユーザーインターフェイスには見られない不便さである。
チケット検索の検索自体にも非常に時間がかかる。

先述の通り近日中にUIの変更があるようだが、今まで良くこれを放っておけたなというレベルである。


それに引き替えANAのWEBサイトのUIは、不便ではない。



次に、TVCMとうの広告に関してだ。
これは、JALだけでなく多くの日本の企業に関していえる事だが、なぜタレントを使うのか。

JALで言えば、ジャニーズの嵐・阿部ひろしである。
双方ともに、言わずもがな日本を代表するアイドル・俳優である。

これの何が問題なのか。

昔の考え方なら、タレント・俳優・アイドルのイメージに引っ張られて企業イメージが上がるといわれていた。
しかし、今はそんな時代ではない。

また、人気のタレントを起用することで、人気タレントは他の会社のCMにも出演していることから、何のCMかも分かりづらくなってしまう。
結局伝えたいことが伝わらず、タレントのイメージのみが残ってしまう。

それに加えて、CM出演料が非常に高額になる。
それだけの効果をはたして、タレント出演CMが果たせるのだろうか甚だ疑問だ。

そんなお金があるのであれば、先述したWEBサイトを早々に回収すべきである。
それが真の顧客サービスなのではないだろうか?


一方のANAは広告制作に、少なくともJALよりはセンスを感じる。
まず、何よりも高額なギャラが発生するメジャータレントを使用しない。

使用しないが、きちんと伝えるべきことは伝えている。


このあたりのセンスの違いは非常に大きい。

同じようにお金をかけるのであれば、もっと効果的かつ、ユーザーのメリットになるような広告を制作してもらいたい。


上記の事が、ANAを選ぶ1つの理由になっている。


②羽田発着枠が多い


2つ目は、国際線の羽田空港発着枠がJALよりも多いことが挙げられる。
JALが経営破たんしたことも手伝って、現在の国際線羽田空港発着枠はANAの方がJALよりも断然多い。

発着枠を獲得する経緯に関しては、賛否両論がある。

しかし、ANAはこれまで健全な経営を心がけてきた。
実際に経営破たんしたJALよりもきちんと利益を出しており、その成果が認められたこともあり、羽田空港の発着枠がJALよりも多くなっている。
もちろん、ロビー活動と呼ばれることも行ってきたであろう。

ただ、ロビー活動自体が必ずしも悪いというものではない。


現在、羽田空港からのヨーロッパ線・北米線は完全にANAJALを上回っている。

都内に住んでいる人ならわかるとは思うが、成田空港に比べて羽田空港は断然アクセスがいい。
利用者としても、羽田空港発の便を持っている方を選びたくなるものだ。


私がJALではなくANAを選ぶ理由の2つ目が、羽田発着枠が多いという点だ。


③上級会員のメリットが大きい

3つ目は上級会員のメリットが大きいという点を挙げた。
ただ、実は上級会員のメリットはJALANAで大差はない。

しかし、ANAにあってJALにないもっとも大きな違いは「プレミアムエコノミー」に関してだ。

これは、特に海外にエコノミークラスで出張する人にとっては非常に大きい違いなのだ。

ANAはプラチナ会員以上の上級会員になると、座席指定をする際、エコノミークラスだけでなくプレミアムエコノミークラスからも選択する事が出来る。
しかも、無料でだ。

つまり、エコノミークラスの中でも格安航空券と呼ばれるチケットで登場しても、無料でプレミアムエコノミークラスを利用できるのだ。

これは、非常にありがたい。
プレミアムエコノミークラスは、エコノミークラスに比べてシートの幅もシートピッチも広い。
長時間フライトにおいては、この差で体への負担が多いに違う。

これを無料で利用できるのは本当にありがたい。
ただし、プレミアムエコノミークラスを利用できるのはプレミアムエコノミークラスに空席がある場合のみだ。


私が、ANAを利用する3つの理由の最後は、プレミアムエコノミークラスに無料で座席変更ができるという上級会員特典があることだ。



まとめ


これまでにANAJALとを比較してきたが、少なくとも双方ともに非常にサービスの質は高いし、それにともなって顧客満足度も高い。
本当にわずかな差ではあるが、総合的にANAの方が満足度が高いと私は思っている。

しかし、これは好みの差という部分もある。

タレントCMをやっているから、JALが好きという人もいるだろう。

大切なことは、双方のサービスの内容をしっかりと調べた上で、自分に合ったサービスを提供してくれる会社を選ぶということだ。


私の場合は、それがANAであったということである。