Fabio's Graffiti

光陰流水の如し

私が東京郊外ではなく、都心に住み続ける2つの理由。

私が東京郊外ではなく、都心に住み続ける2つの理由


以前の記事で、東京に好んで住み続ける理由を説明した。
www.fabiograffiti.tokyo


多少のおさらいをすると、東京は何をするにも便利で選択肢も多いということだ。
日本の他の都市で、東京に勝る都市は当然ない。

ただ、東京もご存じの通り広い。
上記の全てが当てはまるのは、いわゆる23区内と言われる都心部分。
この部分に日本経済のほぼすべてが詰め込まれていると言っても過言ではない。

私は、大阪から上京してきて約15年間。
そのほとんどの時間を「都心」で生活している。

当然のことながら、「都心」で生活する方が「郊外」で生活するよりも当然お金はかかる。
にもかかわらず、私が「都心」で生活するには明確な理由がある。


その理由は以下の2点だ。

①車が必要ない
②時間を有効活用できる


前述で「お金がかかる」と表記したが、それは、表面上のお金だ。
全てを総合すると、ある意味お金を節約した生活ともいえる。

その事を含めて上記2つの理由を説明していきたい。


①車が必要ない


都心に住むという事は、すなわち自家用車を必要としないということと同義だ。

どういうことかと言うと、前掲した以前の記事でも触れたが東京都内、特に23区内は交通が非常に発展している。
電車だけでなく、路線バスも無数に張り巡らされている。

これらを活用すれば、本当に自家用車は必要ない。

自家用車を持つと、高い維持費を払い続けなければならない。
例えば、駐車場代・車検・ガソリン代・税金等・・・

月極めの駐車場は人によっては必要ないが、それ以外の費用に関してはもれなくかかってくる。

上記にくわえて、高速道路代や時間貸し駐車場代等挙げだすとキリがないほどだ。
費用が少ない人でも、年間にン十万と飛んでいく事になる。

住んでいる場所によっては、家族1人に1台必要になるケースもあるという。

しかも、普段電車通勤をしている人にとってみれば、土日等の休みの日にしか使わないのにこのコストがかかってきてしまう。

これは、私からすると無駄の極みである。


一方、都心に住むとこれらの費用がかからない。
もちろんその分、家賃が高くはなるが。

その家賃の高さだけで「都心」を敬遠し、「郊外」に住んで車を保有する人は、結局、都心に住むのと変わらないようなお金を払っていることになる。


実際、私は前述の通り都心にすんで15年ほどになるが、普段車の必要性を感じた事はほとんどない。
また、数少ない「必要だと思う際」には、レンタカーをすればいい。

レンタカーにも当然お金はかかるが、自家用車を保有し、年間の維持費を払う事を考えると非常に安いものだ。

つまり、普段は電車・バス・タクシー等の公共交通機関を活用し、どうしても必要な場合のみレンタカーをするというスタイルだ。

実際にこのスタイルで困った事はない。


②時間を有効活用できる


次に、都心に住むことで時間を有効活用する事が出来る。

普段あまり気づいている人は多くないとは思うが、私たちの時間はお金に換算できる。
時給制で働いていない人も、自分の時給を一度換算してみてほしい。

通勤時間というのは、ある意味「仕事の時間」として考える事が出来る。
会社に通うのに、2時間かかる人と30分しかかからない人ではその時間は当然4倍違う。

時給換算して金額で算出しても、そのまま4倍違う。
これを換算すると非常に大きな金額の違いになる。

例えば時給1,000円だとしても、片道2時間かかる人は往復で4,000円、片道30分で済む人は往復で1,000円の金額が一日にかかることになる。
これを年間200日とすると、年間で60万円も金額が変わってくる。

そういった意味での経済損失は大きい。


また、当たり前だが1日は24時間しかない。
実労働時間が8時間/日だとした場合、往復4時間かかる人は、自由に使える時間は睡眠時間も含めて12時間しか残らない。
一方往復1時間で済む人は、睡眠時間を含めて15時間も残る。

1日で既に3時間の差が生まれている。

年間200日だとした場合、600時間、つまり、なんと25日もの違いが出てくる。

この時間差でできる事の違いは大きい。

朝、ジョギングをしてから仕事に迎えたり、夜映画をゆっくり見たり、週末の夜そのまま旅行に出かけたり。

年間25日間もの時間の差で、人生は豊かになる。
これは、お金で換算する事は難しい。


この話は決して、仕事に通う平日だけではない。
例えば、買い物に出るにしても、都内にご飯を食べに行くにしても、何をするにしても時間の差というのは確実に生まれる。

もちろん、移動時間も含めて楽しむこともできるが、私なら出来れば仕事の時間・遊ぶ時間にその移動時間を当てたい。



要するに、都心に住むことで時間を有効活用する事が出来る。


まとめ

郊外に住んでいる人がよくいう事が、「そんなに高い家賃を払えない」ということ。
しかし、実際は払えないのではなく、払わない人がほとんどだ。

その理由はこれまでに上げた2点に関して考えたこともないからだ。

単純に目の前に出された家賃だけを見て「高い」と判断してしまっているからだ。

しかし、「高い」ものにはそれなりの理由が明確に存在する。

利便性を追及する事は、すなわち、時間有効活用を追及することだ。
限りある人生の時間を有効活用するために、「都心に住む」という手段もある。


時間は、つまりは、お金だ。
しかし、実際には時間をお金で買う事はできない。

ただ、「都心に住む」という事でそれを実現できる。

だから私は都心に住み続ける。



※本記事は「郊外」に住むことを否定しているわけではないという事をご理解頂きたい。