Fabio's Graffiti

光陰流水の如し

読書をすることで得られる3つのチカラ。読書をしよう。

読書をすることで得られる3つのチカラ。読書をしよう。

私は学生時代から読書が好きだ。
好きが高じて、大学でも日本文学を専攻した。

昨今、日本では活字離れが嘆かれている。
読書を含めた活字離れだ。

スマホでの動画視聴や、マンガを読む人が増え、活字に触れる人が減ってきている。
動画視聴やマンガも面白し、それを否定する気は全くない。

しかし、読書はいいものだ。
読書というのは、文字が生まれた頃から長い間存在する。
存在するということは、その意味が大きいということだ。
私自身、読書をすることでさまざまなチカラを身につけることができたと思っている。


私は読書をすることで得られるチカラが大きく以下に挙げる3点があると考えている。

  • 理解力
  • 想像力
  • 論理的思考力

これ以外にも、当然あると思うが、代表的な上記3点についてこれから説明していきたいとおもう。


理解力


まず、1つ目に理解力だ。

人は生まれながらに理解力が備わっているわけではない。
日々さまざまな情報受けて、それを理解しようとすることを繰り返し、理解力が培われていく。

「繰り返し」というのがポイントだ。

例えば、人との会話の中でも、いう人によってその意味は異なる。
たくさんの人と会話を繰り返すことで、さまざまな状況をもとに、理解力が養われていく。

しかし、人が日常生活で理解力を養う機会は限られている。

読書は、その機会を実に多く提供してくれる。
一文一文を理解することで、その本全体の内容を理解できる。

つまり、本一冊で、無数の理解を求められる。
その1つ1つを理解しなければ、本自体の意味を理解することは難しい。

要するに、読書をするということは、理解の千本ノックを受けるということだ。

作者によって文章の書き方は違うし、作品によっても文体も変わる。

それを多く経験し、理解を重ねていくことで、理解力は大いに養われる。

つまり、読書をする事で理解力は確実に上がっていくと言える。

想像力

2つ目に、読書をする事で想像力を培うことができる。

活字だけの本を読む場合、基本的にビジュアライズされた情報は文字以外ない。

読書は、文章を読みながらその状況を想像する必要がある。
想像を働かせないと、真の意味での理解は出来ず、文字を追っているだけになってしまう。

先に挙げた、動画視聴やマンガは基本的に多くがビジュアライズされている。
すなわち、ほとんど想像することを必要としない。
ただ、見ていれば内容は理解できる。

しかし、先述したように、読書にはそのビジュアライズされたものがない。

すなわち自分自身で、文章から頭の中にビジュアライズしないと理解出来ない状態が生まれる。
小説なんかは、特にそうだ。

物語の状況を常に想像しないと、物語が全く入ってこない。

このように、常に読書は想像することを求められる。

想像も繰り返し行うことで、その力は培われる。

読書を続けることで、想像力は養われる。

論理的思考力


そして3つ目が、論理的思考力である。

なぜ、読書を多くすることで論理的思考力が身につくかというと、作者のほとんどが論理的思考力を持っているからである。

文章で人に何かを伝える場合、論理的に組み立てなければ伝わらない。

そんな作者が組み立てた文章を読み解いていくことで、論理的思考力の反復練習になる。

文章には、さまざまな法則がある。
順接、逆説、肯定、否定、強調、疑問、提起。

これらを駆使した文章を読んで理解していくことで、読者も自ずと論理的思考力が養われる。

当然、論理の組み立てを意識して読んで行けばより一層論理的思考力を高めることができるが、読書自体を楽しまなければ続かないので、オススメはしない。

しかし、この反復により自ずととその力は高まっていく。

そういった意味で、読書をすると論理的思考力が養われると言える。

まとめ

読書をすることで得られる3つのチカラ、理解力・想像力・論理的思考力。

この3つは仕事をする上で、どれも欠かすことができない、重要なチカラだ。

相手がいうことを理解して、その状況を想像して、論理的思考で相手が求める回答をする。

必要最低限にして、非常に大切なチカラだ。


これらの能力の高い・低いによって、仕事の出来に大きく関わってくるのは間違いない。

読書はもちろん楽しむことが1番大事だが、楽しみながらこれらの3つのチカラを養っていける、素晴らしいものである。

今、あまり読書をする習慣がない人も、読書をはじめてみよう。

楽しんで読者をするうちに、理解力・想像力・論理的思考力の3つのチカラが養われていくことに気づくだろう。

是非、読書が持つ力を体験してみてほしい。